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vol.13屋根の種類って何がある?

2019.08.05

お家には必ずある屋根。
屋根といってもさまざまな種類があります。
また、外観のデザインや家のテイストによっても屋根材ひとつで違う見え方をします。
アユムホームで標準採用している3つの屋根材をご紹介します。

屋根の形状について

家をみると、いろんな屋根の形をしていますよね。 それぞれには呼び方があります。 屋根材の前に、屋根の形状についてご説明します。

①片流れ屋根

一方向に対して傾斜があります。

片流れ屋根

②切妻屋根

いわゆる三角屋根のことです。2方向に勾配があります。

切妻屋根

③陸屋根

勾配のない、平な屋根のことです。
実際には屋根があるわけではなく、弊社では、バルコニーの床と同仕様のFRP防水で仕上げています。ただ、屋根がないということは、雨水に直接触れるということです。経年劣化により、表面が剥がれたり、浮いてきたりするリスクも高まります。雨漏りの原因にも繋がりますので、屋根のかかっていないバルコニー同様に、10~15年以内に塗り直し工事が必要ですね。

陸屋根

陸屋根風にしたいというお客様には、3方の外壁をたてて、視覚的にみえない箇所、外観デザインで家の顔とならない方向に対して片流れ屋根をすることで、あたかも陸屋根の四角い家のようにみせることもできます。

陸屋根2

④寄棟屋根

4方向に対して勾配があります。

寄棟屋根

⑤入母屋屋根

寄棟屋根の上に切妻組み合わせ。 神社や寺院、和風住宅によくみられます。

家の外観デザインやテイストによって、上記の屋根形状を掛け合わせて、ひとつの家に仕上げていきます。

屋根の種類について

アユムホームでは、大きく分けて3種類の屋根材をご用意しております。

①ガルバリウム鋼板屋根(金属屋根)

ガルバリウム鋼板屋根

メリットは、緩い傾斜から急な傾斜まで、幅広く対応が可能な屋根材です。
また、非常に軽い素材ですので、地震の影響を受けづらいです。 デザイン面でも、カラーバリエーションが豊かなので、さまざまなテイストの家にも合います。 金額的にもリーズナブルで、コストパフォーマンスの良い商品です。
デメリットは、一般的に10~15年に一度、塗替え工事が必要と言われています。一番は表面の色褪せです。場合によっては、浮きやサビが出来てしまうことも。 10年目を目安に屋根の状態を確認してみましょう。

②アスファルトシングル屋根

アスファルトシングル屋根

昔から北米で一般的に普及している屋根材です。 デザイン性に長けた素材で、輸入住宅のようなテイスト向けです。
メリットは、ガルバリウム鋼板同様に軽量なため、地震の影響を受けづらいです。 また、素材としては柔らかいため割れる心配もなく、表面は細かな石(砂)を付けたものになりますので錆びる心配もなく、防音性にも優れています。
デメリットとしては、とても軽い素材です。経年劣化や強風により、剥がれてしまう恐れも。 ガルバリウム鋼板と同じく、10~15年に一度、メンテナンスをすることをおすすめします。 対応勾配は2.5寸以上となっており、それよりも緩やかな傾斜は施工できませんので、注意が必要です。

③瓦屋根

瓦屋根

日本で昔から愛されている瓦屋根。 瓦にも焼き方によってさまざまな種類があるのをご存知でしょうか?
陶器瓦・素焼瓦・いぶし瓦など。瓦の形状やカラーバリエーションも豊富ですので、いろいろと楽しめますよ。
メリットはガルバリウム鋼板やアスファルトシングルで必要だった塗替え等の定期メンテナスが不要なこと。耐久性にも優れていますが、万が一、部分補修が必要な場合でも、部分的な葺き替えが可能です。また、素材に厚みがあるため、屋根材とルーフィングの間に唯一空気層がうまれるために、断熱・遮熱性能に優れています。
デメリットは、重たい素材なので、耐震性に劣るところです。また、自然災害の際に、落ちてくる危険性もあります。コスト面でも、ガルバリウム鋼板、アスファルトシングルに比べ、高い屋根材となります。 対応勾配は3.5寸以上となっておりますので、ご注意ください。

瓦の種類と外観イメージ

陶器瓦には、和風住宅に合うJ形・S形・和モダンやスタイリッシュな外観にも合うF形があります。

F形

(写真はF形瓦を採用)

和風住宅の中でもっとも人気ないぶし瓦。他の瓦に比べても高価ですが、見た目のインパクトは抜群です。

S形

(写真は大屋根がガルバリウム鋼板、下屋にいぶし瓦を採用)

プロヴァンス風住宅にはかかせない、素焼瓦。自然な風合いがとてもきれいで美しいです。2~3種類を混ぜあわせてつかっても可愛いですよね。

素焼瓦

遮熱効果が優れているのは瓦ですが、太陽光パネルを搭載すると、屋根材と太陽光パネル(ラック式の場合。屋根一体型は除く)との間に空気層がうまれるため、直接の陽に当たらないために緩和してくれます。瓦を選べばより一層遮熱効果が期待でき、その他の屋根材であっても軽減されますよ。

最後に…

いかがでしたでしょうか。
お家づくりにおいて屋根材を選ぶ際には、家のテイストや外観デザイン、また、コスト面やメンテナス性も考慮する必要があります。
住まわれる地域特性によっても変わってきますので、自分たちの暮らす場所の風土も考えながら、マイホームづくりを楽しみましょう。

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