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vol.13カーテン
外からの視線を遮るため、インテリアの一部としても楽しめる、カーテン。
カーテンと一口にいってもいろんな種類があり、用途に応じてさまざまな機能を備えたカーテンがあります。事例をもとにご紹介いたします。
カーテンの種類
①ダブルカーテン
ダブルカーテンとは、ドレープと言われる厚手のカーテンと、薄手のレースカーテンを組み合わせているものです。 よく見られるスタンダードなタイプのカーテンになります。
シンプルなつくりのため、耐久性に優れており、コストパフォーマンスが最も良いカーテンであると思います。
[UVカット][遮光性][遮音性]など、さまざまな機能をもった生地があり、選択肢の多い商品です。また、カーテンレールのフックに引っ掛けるだけなので、取付け・取外しも簡単にでき、気軽に洗濯できるのも魅力です。
ドレープカーテンのカラーや柄、質感によって室内のイメージは大きく変わってきます。家具や内装に合わせて、コーディネートを楽しめ、先ほど申し上げた通り、簡単に取り外しできるので、模様替えしたい際も手軽にできますね。
カーテンレールもシンプルなものから装飾のあるデザインがあったりと、生地だけでなく、レールも併せて楽しめるのも特徴です。
デメリットは、窓を開けた時に左右にカーテンのたまりができるので、少し圧迫感や部屋を狭く感じさせてしまうこともあるかもしれません。生地の素材が布製のため、水廻りには不向きのカーテンです。
②ロールスクリーン
ロールスクリーンは、一枚の生地を巻き上げるため、ヒダやドレープもなく、すっきりとした印象に室内を見せてくれます。
内装壁の色と同化させて目立たなくしたり、アクセントとして色を使うこともできます。 上に巻き上げる単純な操作なため、まぶしくない程度に上げたりと、採光・採風調整も簡単にすることができます。 上げてしまうと外から室内が見えてしまうのが気になる…という方もいらっしゃるかと思います。 シングルタイプですと、上げてしまうと外が見えてしまいますが、レース付きのダブルタイプもあります。
レースにしておけば、外の視線も気にならず、日差しを十分に取り入れることもできます。周辺環境や暮らしに合わせて選択できるのはいいですね。 デメリットは、カーテンのように窓を覆い被さるようなタイプではないので、どうしても左右に隙間が生まれてしまいます。明かりが少なからず漏れてしまうので、遮光性を考慮したい場合にはお勧めできません。
ロールスクリーンは窓に取り付けるだけでなく、空間と空間を仕切る用途でも使われることも多いです。
器具自体がすっきりとしていてコンパクトですので、天井に埋め込む形で[玄関↔土間収納]・[リビング↔和室]・[キッチン↔パントリー]・[LDK↔階段]等お客様によりさまざまな場所で活用されています。
③ブラインド
ブラインドとはスラットと呼ばれる羽根が、何枚も組み合わせって出来ています。 ロールスクリーン同様にすっきりとしたシンプルなデザインです。
スラットの角度を自由に変えることができるので、お好みの光・風の取り込みが可能です。スラットはアルミ・木製などの種類があり、幅もさまざまですので、それぞれ違った印象を持っています。内装のテイストに合わせて素材を選べるのは良いですね。 アルミ製は錆びにくいので、水廻りの窓に仕様する際、最も適したカーテンです。 デメリットは、スラット部にホコリがたまりやすい事。何枚もスラットがあるので余計にお手入れが大変という難点があります。 また、木製ブラインドは特に重量もありますので、掃き出し窓に設置する場合、全開にする際、大変かもしれません。
④バーチカルブラインド(縦型ブラインド)
バーチカルブラインドは、スラットが縦方向に並んでいます。
シンプルですっきりとした見た目で、リビングの掃き出し窓に採用される方が最近多くみられます。縦ラインが強調されるので、天井がより高く見える効果も期待できます。
横型ブラインド同様、スラットが動くので光と風の取り込みもお好みに合わせて調整できます。
プライバシーが気になる方は、レース付きのタイプもあるので安心して取り入れて頂けます。また、同空間にロールスクリーンがある場合、同じ生地でスラットをつくることができるので、室内をまとまりのある空間にすることもできます。
デメリットは、ちいさなお子さまがいる場合、引っ張ったり、スラットとスラットの間に入ったりと、危険性も少なからず伴いますので、採用される場合は注意してください。
また、バーチカルブラインドだけではないですが、ドレープカーテンに比べると、窓をしっかりと覆うわけではないので、遮熱性は劣ってしまいます。
⑤シェード
シェードはロールスクリーンやブラインドと似たような機械をつかい、布を折りたたみながら昇降させます。
降ろしている時(閉めている時)はすっきりとした見た目をしています。ロールスクリーンのように、好きな高さに調整も可能ですので、目隠しをしていながら、下から光や風を取り込むことができます。
布の折りたたみ方にもいくつか種類があり、バルーンように丸みのあるたたみ方やすっきりとした水平に布をたたみあげたりと、家のテイストに合わせて、楽しむことができます。
デメリットは、ブラインド同様に掃き出し窓につける際は、大きくなればなるほど重くなってきますので、操作も少し大変かもしれません。また、洗濯後の布を取り付ける作業が少し複雑で手間がかかってしまいます。
⑥プリーツスクリーン
プリーツスクリーンは、生地が和紙や布でできている扇子のようなジャバラ状の生地を上下に開閉します。和紙素材のものを和室に取り入れる場合が多いです。
ドレープとレースのような使い方ができるツインタイプもあり、和の雰囲気を取り入れながらも、一台で2役の機能を兼ね備えています。生地のカラーバリエーションも豊富で、さまざまな色の組み合わせができるのも魅力です。
最大のデメリットは、洗濯ができない事。対処としては、ハンディモップ等でホコリがたまらないようにする必要があります。また、慣れるまでは操作が難しく感じる方もいらっしゃいます。
最後に…
カーテンといってもさまざまな形状があります。
お家のテイストや内装デザイン、使い勝手も考慮して検討してください。
カーテンはインテリアにもとても影響力のあるものです。
アユムホームでは、カーテン専門店と提携しており、カーテンのお打ち合わせも一緒に行い、トータルでコーディネート・サポートしております。
皆さまに快適でお洒落な空間をご提供できる体制を常につくっております。
COLUMN住活のお悩みを解決!
理想の住まいのためのポイントを
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vol.04魔法瓶のように
保温に優れた家づくり
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vol.13屋根の種類って何がある?
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vol.17家づくりのステップ
vol.18気密性の高い家
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vol.20トイレ
vol.21ドアの種類
vol.22階段のなまえ
vol.23こどもみらい住宅支援事業
vol.24移住支援金事業制度について
vol.25こどもエコすまい支援事業
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vol.29エコキュートとエコジョーズ
vol.30断熱等級とは?Ua値って?
vol.31床材、どう選ぶ?