COLUMN住活のお悩み解決コラム
vol.16外壁材のいろいろ
お家を雨風から守ってくれる外壁材。
外壁材にはさまざまな種類があります。
好みの外観イメージ・テイストによって色やパターンを選ぶことができます。
今回はアユムホームで多く使われる外壁材をご紹介します。
窯業系サイディング
窯業系サイディングとは、主にセメント質と繊維質でできた外壁材のこと。新築住宅の7割が窯業系サイディングです。 メリットは、他の外壁材に比べ、コストを抑えられること。タイル調・木目調・石張り調などといった様々なパターンやカラーバリエーションが豊富です。 ただ、定期的なメンテナンスが必要となります。
①外壁材のメンテナンス
外壁材表面の塗膜が、紫外線や雨などのダメージを受け、少しずつ剥がれてしまいます。
膜がなくなっていると、防水性がなくなり、ヒビ割れの原因にもなりかねません。
一般的に塗替え時期は約10年と言われていますが、商品によって、メーカー保証15年・20年・30年と優れているものもあります。
②シーリングのメンテナンス
外壁材と外壁材のつなぎ目を埋めるために充填してあるシーリング材。紫外線や雨・湿気などの影響を受け、時間とともにヒビ割れや亀裂が起こります。約7~10年ほどで打ち増し・打ち替え工事が必要と言われています。アユムホームでは、一般的に使用されているシーリング材よりも耐久性・耐候性に優れたシーリング材を採用しており、実験によると、30年以上も亀裂等が発生しないものとなっています。
アユムホームが施工を手掛けたU邸は、窯業系サイディングを採用しました。外壁色をホワイトにし、ブラウンの縦格子がポイントとなった、デザインに仕上がりました。
金属サイディング
金属サイディングとは、柄付けされた金属板に、断熱材が裏打ちされた外壁材です。
メリットは、とても軽い素材でできているので、建物にかかる負荷も少なく、耐震性に優れています。また、金属板に裏打ちされた断熱材のおかげで、優れた断熱性能を持っています。
デメリットは、表面に傷がつきやすいこと。何かをぶつけてしまい傷がつくだけでなく、強風により細かな石などが飛んできて、傷がついてしまうことも大いに考えられます。傷を放置したままにすると、錆が発生する恐れもありますので、定期的なメンテナンスが必要となります。
アユムホームが施工を手掛けたO邸では、金属サイディングを採用しました。
ネイビーのストライプ柄で仕上げ、シャープですっきりとした印象に仕上がりました。
塗り壁
塗り壁とは、工場生産されるサイディングなどとは異なり、コテ・ローラー・吹付けなどで職人の手によって仕上げられます。素材も珪藻土・モルタル・漆喰などさまざまあります。職人の手作業になるため、模様や色の細かな調整もでき、自分好みの外観に仕上げることができます。
昔に比べ、耐久性は高くなり、ひび割れ等はしにくくなっていますが、時間の経過とともに、汚れや色褪せが気になってくるので、おおよそ15年で塗り替え工事を行う方が多いようです。
アユムホームが施工を手掛けたI邸では、塗り壁を採用しました。
落ち着いた和の雰囲気を演出し、汚れが目立ちにくいカラーを採用しました。
木質系サイディング
木質系サイディングとは、無垢の木を使用したサイディングのことです。木に塗装をして仕上げています。プリントとは違う、「木」本来の表情を楽しむことができ、温かみを感じることが出来ます。
塗装してあるとはいえ、素材は木になりますので、湿度に弱いです。劣化を防ぐためにもこまめに塗装をし、保護してあげましょう。
アユムホームが施工を手掛けたH邸では、木質系サイディングを部分使いしています。
ベースは窯業系サイディングにし、アクセントとして木質系サイディングであるレッドシダーを使い、また、軒天井も同質材を使用することで、より美しい外観に仕上げています。
M邸では、木質系サイディングをラップサイディングと呼ばれる工法で張っています。 こちらもベースを窯業系サイディング、ポイント使いで木質系サイディングを採用し、外観美だけでなく、メンテナンス性も考慮した設計となっています。
タイル
タイルは、板状にした粘土を焼いてつくられます。高温の熱で焼き固めているので、耐久性にとても優れています。日差しや雨風にも強いので、色褪せの心配もありません。
他の外壁材はメンテナンスが必要と言われていますが、タイルはメンテナンスフリーと言われるほどです。
ただ、他の外壁材と比べると、初期コストが非常に高くなってしまいます。長い目でみると、メンテナンスがかからないので、ランニングコストが良い素材と言えます。
アユムホームが施工を手掛けたY邸では、部分的にタイルを採用しています。シンプルなデザインの塗り壁と組み合わせることで、タイルの模様がより引き立ちます。コスト面も考慮し、ファサードのみに使用してバランスをとっています。
最後に…
いかがでしょうか?
外壁材といってもさまざまな種類があり、その中でもまたデザインやカラーリングが幅広くあります。
家のコンセプトやコスト、メンテナンスの頻度等も考慮し、何を使うか選ぶ必要があります。
みなさんはどんな外壁材をつかいたいですか?
TREND家づくりの今がわかる!
住宅のトレンドや取り入れられている
最新技術をご紹介します
vol.01あなたのお家のエコ度はいくつ?
省エネ性能がわかる「BELS」マークに注目!!
vol.02これからのすまいのカタチ-ZEH-
断熱+省エネ+創エネで地球にも家計にもエコな家づくり
vol.03高気密化で快適×お得な家づくり
vol.04簡単なことからできる防火対策
vol.05ランドリースペース導入でらくらく室内干し
vol.06ご家族のライフスタイルに合わせた土間収納
vol.07共働き・子育て世帯に人気の
家事ラク動線
vol.082nd Lifeのためのコンパクトハウス
vol.09冬の大敵?!「結露」
vol.10つらい花粉の季節を乗り越えるために…
vol.11健康にしてくれる家
vol.12リノベーション
vol.13カーテン
vol.14土地選びのポイント
vol.15デザイントレンド
vol.16我が家のお風呂のつくり方
vol.17水廻りのお手入れ-キッチン編-
vol.18夏の暑さに負けない家づくり
vol.19ワークスペース
vol.20Design House2020 Part1
vol.21Design House2020 Part2
vol.22グリーン住宅ポイント
vol.232022年度改正住宅ローン減税について
vol.24結露のメカニズム
vol.25先進的窓リノベ事業
vol.26木の特性
vol.27気密と換気
vol.28子育てエコホーム支援事業について
vol.29家族とのコミュニケーションが増える間取りポイント
vol.30照明器具の選び方