COLUMN住活のお悩み解決コラム

vol.20トイレ

2020.10.05

マイホームづくりをしている中で、トイレ空間はどのように考えていますか?
トイレ本体をどういう商品にするかはもちろん、広さや位置なども考えなければなりません。
アユムホームで建てたお客様を例にお話します。

間取り

お家のどこの場所にトイレを設けるかイメージをもっていますか?お客様によってはこだわりがない方もいらっしゃいますが、ご家族の生活をシミュレーションしながら位置を決めていくことが大切です。トイレはひとりで使用するプライベートな空間ですので、意外にデリケートなところ。匂いや音問題も気になりますよね。設置場所は大きく分けて2つに分類できます。

玄関の近く

玄関の近くに設置することで、外出前や後にすぐに利用することができます。来客があった際、プライベートエリアまで通すことに抵抗のある方におすすめです。

玄関近くのトイレ

浴室の近く

浴室の近くに設置することで、入浴前や入浴後、小さなお子さまがいるご家庭では入浴中に利用したい場合にすぐ使うことができ安心です。さらに生活動線を考慮した2パターンに分類できます。

①キッチンとの繋がり
夕食前や後に入浴をすることが多いと思います。キッチンにいながら入浴中のお子さまの様子がわかるので、キッチンと浴室の動線を確保。おのずとトイレも近くなり、水廻りが集まります。水廻りを集めることで、メンテナンス時やお湯を使用する際タイムラグが少ないというメリットもありますよ。

キッチンとの繋がりを意識したトイレ

②玄関との繋がり
玄関・浴室の両方と繋がりのある子育て世帯に人気のプラン。動線の良さ、使いやすさは抜群です。しかし、玄関と浴室・洗面脱衣室・トイレの位置関係が決まってくるので、他の空間との繋がりをしっかり考えてプランニングする必要があります。

玄関との繋がりを意識したトイレ

番外編

ご高齢のご家族がいる・将来を考えたプラン。ご高齢のご家族と同居していたり、自分たちの将来のことを見据えて、寝室からトイレが利用しやすい位置に設置。夜間も安心して使う事ができます。

高齢者のことを考えたトイレ

介護を検討している場合には、トイレ内の広さやドアの大きさ、手すりも考える必要があります。車椅子を使用する場合には、廊下の幅も考えなければならないので、よく設計士さんに相談してくださいね。

トイレの種類

現在のトイレは以前に比べ、節水になっていたり汚れが付着しづらくなっていたりと、性能が高いものになっています。また、様々なデザイン・仕様のトイレがあり、メーカーによってもそれぞれ魅力的な特性を持っています。どのメーカーにも共通する、一般的なトイレをご紹介します。

タンク式トイレ

昔から馴染みのあるタンクのあるトイレ。タンクに水をためて流す仕組みになっています。価格はトイレの中でもリーズナブルなのでお求めやすく、断水時にはタンクに水を溜めることができるので安心です。タンク式トイレにも2つの種類があります。

①手洗い有
タンクの上に手洗い器が付いているタイプ。トイレ内に手洗いを設置する必要がないので、空間を広く使うことができます。以前に比べると、ボウルが深くなっているので水はねしにくいように工夫されています。

手洗い有タンク式トイレ

②手洗い無
タンク式トイレでも手洗い器が付いていないタイプ。トイレ内やトイレの外に洗面台を設置する必要があります。

手洗い無タンク式トイレ

タンクレストイレ

デザイン性の高いタンクレストイレ。トイレ内も圧迫感を抑えられ、広くゆとりのある空間になります。凹凸も少ないのでお手入れのしやすさも魅力のひとつです。タンクがない為、水道から直結で水を流すタイプです。水圧が弱いと使えないので、ブースター等が必要かどうか設置する前に確認が必要です。

タンクレストイレ

タンクレスシルエットトイレ

タンクレスのようなすっきりとしたデザインを持ちながら、実はタンクのあるトイレ。タンク式とタンクレスの良いところを兼ね備えています。アユムホームで一番人気の高いトイレです。

タンクレスシルエットトイレ

トイレの手洗いはどこにする?

トイレ使用後の手洗い。手洗い付きのタンク式トイレ以外の場合、手洗い器を別途で用意する必要があります。どこに設置しますか?

トイレ空間内で手を洗いたい

トイレ空間内に手洗い器を設けます。設置場所にいろんなパターンがありますので、一例をご紹介します。

①トイレの正面に手洗いを設けています。

トイレ正面に手洗い場を設置

②トイレの横壁に手洗いを設けています。

トイレ横壁に手洗い場を設置

①②ともにトイレ空間は1.5帖とっています。収納や大きめの手洗い器をご希望の場合は最低でもこの広さを確保する必要があります。

③1帖トイレにも設置できる薄型の洗面台。コンパクトに造られていますが、限られたスペースでも手洗いがきちんとできる仕様になっています。

薄型の洗面台

トイレ空間外で手を洗いたい

トイレ空間には手洗いは設けず、出てすぐのところに設置。トイレ空間を広く使うことができます。また、間取り次第では通常使用する洗面台と併用することもできますよ!2ヶ所洗面台を設置する必要がなくなるので、コスト面やお手入れも削減できますね。

トイレ空間外に手洗い場を設置した様子

最後に…

リビングや寝室のようにあまりこだわらない場所かもしれませんが、暮らしてみると家族みんなが毎日必ず使う場所なので、意外と使い勝手やプライベートを守りたいと感じる場所でもあると思います。あなたの家のトイレはどこにありますか?そしてどんなトイレを選びますか?

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