COLUMN住活のお悩み解決コラム
vol.21ドアの種類
お家づくりをする中で、ドアにもいろんな種類があるのを知っていますか?
その場所場所で使いやすいドアや設置可能なドアが決まってきます。
図面での表記とともにご紹介します。
開き戸
図面上の表記
戸の吊元(丁番が付いている側)は図の左になります。
下の空間から上の空間に向かって開きます。
片引戸
図面上の表記
戸は右にスライドします。
戸が引き込まれるのは、下側の空間になります。
片引戸には2つの仕様があります。
レール式
床にレールを設置し、戸についた戸車がレールを走り開閉します。
メリットは、戸の開け閉めがスムーズで戸が外れにくく安心です。
デメリットは、わずかながら段差が生じる事とレールにゴミが詰まる事も予想されますので定期的な掃除が必要です。
上吊式
戸の上部についたレールを戸車が走り開閉します。
メリットは、床側に段差がなく、つながりのある空間になります。掃除面も◎。
デメリットは、床と戸の間に隙間が生じレール式よりも気密性が低いです。
片引戸には2枚建・3枚建のものもあり、開口したい幅により選ぶことができます。
控え壁の要らないアウトセット
引戸は通常、控え壁を要します。アウトセットは、壁面外にレールがつくので、構造上引戸が厳しい場合や既に開口が出来上がっている場所に対しても取り付けることができます。
引違い戸
図面上の表記
戸が固定されていないので左右にどちら側にも動かすことができます。
室内の間仕切りとして、収納戸としても使う事ができます。
引違い戸には3枚建・4枚建と、片引き戸同様に開口したい幅により選ぶことができます。
収納扉
先ほどの引違い戸の他にも2つタイプがあります。
折れ戸
図面上の表記
2枚の折れ戸をスライドさせて開閉します。
フルオープンで中をみる事ができます。
収納の幅も様々だと思います。もちろん3尺タイプや1.5間タイプもあります。
開き扉
図面上の表記
2枚の戸が中央から左右に開きます。
階段下や壁面の収納に最適です。
最後に…
ひとつのお家の中で、間取りや構造によって様々なタイプのドアを使います。既製品でも規格サイズ以外に特注サイズもつくれますし、世界にたったひとつの、製作ドアにすることもできます。
動線シミュレーションをしながら暮らしにあったドアを選んでみてくださいね!
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