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vol.02質の良い睡眠のための
寝室空間づくり

2017.10.31

最近ぐっと寒くなってきましたね。
昼夜の温度変化・気温差の激しい日々により体調を崩したり寝つけなかったりしていませんか。
今回は、「質の良い眠り」のための寝室空間づくりのポイントをご紹介します。

健康と睡眠は密接に関係しています。一般的に理想の睡眠時間は7~8時間といわれています。しかし、実は適切な睡眠時間というのは人それぞれ。大切なのは時間ではなく、「より質の良い睡眠」がとれたかどうかなのです。
眠っているときには、免疫機能を担っている細胞も少しお休みをしています。そのため、免疫力が低下し、風邪などをひきやすい状態となっているのです。
少しでも睡眠環境を整えれば、病気にかかりにくくなるはずです。質の良い眠り=健康のためにも、快適な寝室の空間づくりのポイントをご紹介いたします。

湿度・温度を快適な状態に保とう

人が快適に眠るのに最適な湿度は約50~60%といわれています。
冬場は部屋が乾燥しがちで、乾燥を好む風邪などのウイルスが増加しやすいです。
また、乾燥した空気を吸い込むとのどや鼻の粘膜から水分が奪われ、より風邪にかかりやすくなってしまいます。
そこで、病気予防のためにも湿度を下げない工夫が必要です。

観葉植物を置こう

植物は天然の加湿器といわれています。植物は動く事が出来ない分、周囲の環境を良くする働きをもっています。お部屋が乾燥していると判断すれば、葉から水分を出して、空気にうるおいを与えてくれます。また、マイナスイオンを発生させるので、癒しの空間に変えてくれるメリットもありますよ。

高効率・換気システムを導入しよう

室内の空気を排出し、外気を取り込む換気システム。換気システムにも種類があるのをご存知ですか?
一般的な第三種換気は、冬場の外気が0℃であれば、0℃の空気を室内に取り込みます。しかし、今回ご紹介する第一種全熱交換型換気は、外の空気が0℃であれば、20℃まで近づけて室内に取り込んでくれます。
その際、湿度も室内に近づけて取り込んでくれるので、お部屋の湿度を高めておけば、外気の湿度に影響を受けにくくなります。また、健康への影響が懸念される花粉やPM2.5を高性能フィルターでキャッチ。お部屋の中をクリーンな状態に保つお手伝いもしてくれる優れものです。

調湿機能の壁材
「エコカラット」で快適に

夏の湿気対策でもご紹介したLIXILの調湿建材「エコカラット」。ジメジメのもとである余分な湿気を吸収してくれる一方で、お部屋が乾燥していたら、吸った水分を出してうるおいを補充。
また、冬の暖房により起こりやすい結露を抑え、ダニ・カビから守ってくれます。

照明を工夫して
安眠できる空間をつくろう

眠りに入るときにちょうど良い光は月明り程度の明かりです。明るい状態でも眠れる方も中にはいらっしゃるかと思いますが、良質な睡眠とは言い切れません。明るさを意識的に調整することで夜は夜、日中は日中と脳に教えてあげると、睡眠の質は良くなっていきます。

暖色系の照明でリラックス

照明の色は大きく分けて2種類あるのをご存知でしょうか?寝室にぴったりなのが電球色といわれる暖色系の明かり。暖かくやわらかな光で、リラックスして穏やかな眠りに入ることができます。

間接照明の柔らかな光で
くつろぎの空間に

直接光源が見える照明ではなく、優しく明かりを灯してくれる間接照明がおすすめです。柔らかな光がくつろぎ空間をつくり、ゆったりとした気分にさせてくれます。
アユムホームが施工を手掛けたU邸では、寝室の一面に先程紹介したエコカラットと間接照明を取り入れました。落ち着きのある寝室となり、まるで高級ホテルの一室にいるような癒しの空間となりました。

H邸 リビング

落ち着いたカラーで
安らげる空間に

寝室の色味を落ち着いたカラーや同系色でそろえると、リラックスし、安眠効果があるといわれています。心もからだも落ち着ける色合いでぐっすりと眠りにつけるよう、コーディネートしてみませんか?

気持ちを落ち着かせてくれるのは「ブルー」

鎮静作用が高いブルーには、興奮した神経を鎮めてくれる作用があります。眠りやすい心の状態をつくるサポートをしてくれる色です。一番安眠効果があるのはブルーといわれています。

リラックス効果が期待できるのは「グリーン」

自然を連想させるグリーンは、気分を落ち着かせ、疲れを癒してくれる色。心とからだのバランスを整えてくれるリラクゼーション効果の高い色です。

のんびりとくつろげるのは
「ブラウン」

自然の象徴色であるブラウン。気持ちをのんびりとリラックスさせてくれる効果があります。
アユムホームが施工を手掛けたY邸では、お部屋全体をブラウン系の色味でまとめ、落ち着きのある寝室をつくりあげました。刺激の強い色味は使わず、ゆったりとできる空間となりました。

軒のある住宅 外観

最後に…

いかがでしょうか?昼夜の気温差が激しい季節の変わり目や、気温が低くなり一層乾燥が進むこれからの季節。
寝室環境を整えることで上質な睡眠がとれ、心身ともに健康で過ごすことができます。ぜひ、試してみてくださいね!

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