COLUMN住活のお悩み解決コラム
vol.08階段はどこにつくる?
2階建ての住宅には必ずあるのが階段。
間取りを考える上で、重要になってくるのが階段の位置です。
階段の位置で家の間取りが変わってくるのはもちろんですが、ライフスタイルによっても考える必要があります。
ご家族の住まい方に合わせた階段位置を考えてみましょう。
昨今、共働き世帯・子育て世帯でのご新築をご検討される方が多い中。
間取りを考える上で、大切にしていることはなんですか?
生活動線や開放感・大空間のLDK…。ご家族によってさまざまです。
今回は、間取りを考える時にポイントのひとつである階段の位置について、
アユムホームが施工を手掛けたお家を例にご紹介いたします。
リビング階段
リビング階段とは、文字のとおり、リビングと同じ空間の中に階段があります。 2階に居室を設けるお家が多く、帰宅後、すぐに自分の部屋にいったとしても、リビングを経由するため、必ずご家族と顔を合わせことができます。お子様が成長するにつれて、親子のコミュニケーションが減ってしまいがちですが、自然と顔を合わせることができるので、子育て世帯に人気です。
デメリットとしては、冬の寒い時期には、リビングで暖められた空気が2階へと逃げてしまい、2階の冷たい空気が1階へと下りてきてしまいます。暖房効率の悪いことが一番の欠点です。 アユムホームで施工を手掛けたI邸では、第一種換気システムを取り入れています。リビングで暖められた空気は家全体へと行きわたり、断熱性能も高い為、暖められた空気は外に逃げることもありません。2階は暖房器具がなくても暖かく、リビングのエアコン一台のみでも快適に過ごせるそうです。
A邸では、階段上部にロールカーテンを設置し、暖かい空気を逃がさないように工夫しています。また、器具自体を天井に埋め込んでいるので、カーテンがあっても全く気になりません。
ロールカーテンではなく、引き戸でシャットダウンしているお客様もいらっしゃいます。 工夫をすれば、リビング階段のデメリットもメリットに変えることができますね!
リビングスルー階段
リビングスルー階段とは、リビング階段のようにリビングを経由しなければ2階へ上がることができませんが、リビングの中に階段はありません。リビングを通り、廊下を抜けると階段が存在します。リビング階段がいいけど、暖房効率が気になる…という方にはおすすめです。
デメリットとしては、廊下が必要になるので、その分の家の面積が増えてしまうこと。ゆとりのある間取りでないと、少し難しいかもしれません。
アユムホームが施工を手掛けたK邸では、リビングスルー階段を採用しました。 水廻りを北側にまとめ、その隣に階段を配置しています。
玄関ホール階段
玄関ホール階段とは、玄関の脇や正面に階段があります。 早朝出勤や夜勤がある方などは、玄関から部屋に直行したい、音や明かりが少しでも気にならない環境で過ごしたいと伺います。お仕事等の都合により、ライフスタイルが異なるご家族におすすめです。
デメリットとしては、そのまま部屋へ上がれるので、いつ帰宅したのか、いつ外出したのかがわからない時があるかもしれません。
アユムホームが施工を手掛けたK邸では、玄関正面に階段をつくりました。 玄関ホールに階段があることで、開放感が生まれます。 また、リビングを通らなくても、そのまま洗面室やバスルームへ行けるので便利です。
階段部分を利用したプチこだわり
階段の踊り場にゆとりを
なるべく階段スペースに場所を取らないようにすると、踊り場部分を3分割することが多々あります。E邸では安全性を考慮して、踊り場は分割せずにしました。3段上がりが1段上がりへとなったことで、日々の昇り降りも楽々です。
階段をひな壇に
階段は通常両脇に壁くることが多いです。I邸では、リビング階段でもあるので、動きをつけるために2段目までをひな壇にしました。単なる階段ではなく、みせる階段に。
ニッチを取り入れて
シンプルになりがちな階段ですが、何か楽しめたらな…。A邸では、ニッチを取り入れて階段でもインテリアを楽しめるように工夫しました。
ガラスブロックを埋め込んで
こちらも何か階段で楽しめたらということで、T邸では、ガラスブロックを壁に埋め込みました。柔らかな明かりが楽しめます。
アイアン手すりで開放感を
2Fホールに開放感と明るさがほしいとのご要望により、O邸では、腰壁部分をアイアン手すりにしました。圧迫感もなくなり、ホール部分が華やかになりますね。
いかがでしたでしょうか? ご家族の住まい方によって間取りは大きく異なります。ご家族が暮らしやすい環境であることが何より大切です。また、ちょっとしたアイディアで楽しめる空間になりますよ。アユムホームでは、ご家族皆さまがストレスのない暮らしとなるご提案をしております。
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