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vol.24移住支援金事業制度について

2022.12.16

未だ収束がつかない現在のコロナ渦で在宅勤務をしていると、「都心から離れて大きな家に住もうか」と移住を考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「地方移住」と聞くと、大きな決断が強いられるようで高い壁のように思われますが、将来的に田舎暮らしにあこがれる方もたくさんいらっしゃると思います。
そんなときに助けとなるのが、移住支援金です。
その移住・定住にあたっては、ある一定の条件を満たすと支援金がもらえるという制度があります。
各県市町村により条件は異なりますが、今回は私たちが住む群馬県を対象にみていきます。

令和4年度群馬県移住支援金事業とは?

近年のコロナ禍で人との接触を抑えるためにワークスタイルが大きく変わり、会社へ行かなくとも仕事をすることができるよう在宅勤務、リモートワーク、テレワークという言葉をよく耳にするようになりました。
そのため、会社へ行く日が減った、もしくは出向かなくても仕事ができるようシステム化されたという理由から、都心部から住まいを変える人が増加傾向にあります。実際に2020年5月以降、東京から地方への転出数が増えています。
そこで、国も、東京への一極集中を分散させるため「移住支援金」の支給を始めました。
そして群馬県でも、東京圏から群馬県への移住・定住にあたり、支援金を受け取ることができるようになりました。
各市町村によって条件が違いますので、令和4年度群馬県移住支援金事業について一緒にチェックしていきましょう。

移住支援金の支給額

どんな人が対象?

主に東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県のいわゆる東京圏から群馬県へ移住される方が移住支援金をもらえます。
なお、自分の意思によって移住し、移住先で移住前の業務を引き続き行う「転職なき移住」をされる人も支援対象に含まれました。
群馬県での新規就業、起業をする場合も対象です。

また、各市町村の概要は「群馬県の移住支援制度一覧│暮らしデータ 【goo 住宅・不動産】」をご覧ください。
群馬県の就業マッチングサイトは「群馬県若者就職支援センター|ジョブカフェぐんま 求人票検索(移住者向け) (cloudbiz.jp)」です。

移住支援金の支給額

新築住宅のみ?

この制度は、2019年4月26日以降に東京圏から群馬県内に転入し、中小企業に就職される方や起業支援金の助成をうけて起業される方に対して市町村の窓口を通じて最大100万円の移住支援金を支給するというものです。

東京圏での生活を続けるのではなく、コロナ禍を機に地方へ離れて新築を建てるという人が増える中、土地を買って新規事業を始めるという方もこの制度を利用しています。

仮審査の要件

市町村ごとに移住支援金のために設けた予算の枠があります。
予算確保による申請者への円滑な支給を図るため、仮申請制度があります。
次の項目は、本申請を行う前に事前に行っていただく仮申請の要件です。
(1)~(3)すべてに該当する必要があります。

(1)「東京23区の在住者」または「東京圏在住で東京23区への通勤者」であること。
(2)「群馬県内の市町村へ移住した者」であること。
(3)地域の担い手として以下の①~⑤のいずれかを満たしている者であること。①支援金対象求人マッチングサイトに掲載された求人に新規就業したこと
②地方創成起業支援金の交付決定を受けていること
③移住前の仕事を移住後もテレワークで継続していること
④内閣府が実施する専門人材事業を利用して新規就業したこと
⑤転入先市町村がそれぞれ設定する関係人口の要件に該当していること

※東京圏とは、東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県のこと。
※各都県、対象でない地域がありますのでHPをよく確認してください。

本申請の要件

仮申請を経て、次は本申請です。
(1)~(3)すべてに該当する必要があります。

(1)移住支援金の仮申請を行い、市町村から「移住支援金の申請を満たすことになる」旨の通知をうけていること。
(2)転入後3か月以上1年以内であること。(起業の場合、交付決定から1年以内)
(3)本申請から5年以上、転入先の市町村に移住し、かつ就業・起業を継続する意思を有すること。

移住支援金の支給額

「移住支援金を受ける為の要件」にすべて該当した方に、以下の支給額が支給されます。

移住支援金の支給額

※世帯向けの金額を申請する場合、いくつかの条件をクリアする必要があります。
詳しくは「群馬県移住支援金事業」のご案内はじめまして、 暮らしまして、ぐんまな日々 (pref.gunma.jp)をご確認ください。

群馬県が選ばれる理由

群馬県では、すべての市町村が移住支援金事業を実施しています。
東京圏からの移住先として群馬県が選ばれるポイントとしては以下の項目があげられます。

①移住コーディネーター、コンシェルジュのサポートが受けられること
②子育てしやすい環境とあらゆる支援
③都心から近く、アクセスに優れている
④大自然に囲まれ、自然に触れ合わせながら子育てができる
⑤草津や伊香保などの温泉街、世界遺産の富岡製糸場を身近に感じられる暮らしができる
⑥充実した山籠もり施設やキャンプ場など気軽にお試し移住体験ができる
⑦自然災害が少ない環境

また、物価(生活費)が安い都道府県ランキングにもTOP3にランクインする群馬県。
生活費が節約できるのは移住先の条件として大きな理由のひとつですよね。

移住支援金の支給額

最後に

・事業を始めたいが都内では敷地が狭くて(金額が高くて)...
・自然と触れ合いながら子供を育てたい...
・いつか田舎暮らしをしたいが、東京での仕事を辞めるわけには...

こういった様々な理由から地方移住に踏み出せなかった人も、この支援金は大きなきっかけにもなると思います。

この制度を活用して、大自然を身近に触れ合いながら、リモートで好きなお仕事を続けながら、新しい生活を実現してみてはいかがでしょうか?

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