COLUMN住活のお悩み解決コラム

  • TOP
  • COLUMN
  • vol.25 こどもエコすまい支援事業

vol.25こどもエコすまい支援事業

2023.02.24

2022年度の【こどもみらい住宅支援事業】に続いて、2023年度の省エネ支援事業に【こどもエコすまい支援事業】が先日閣議決定されました。

これまでの【こどもみらい住宅支援事業】と同様に子育て世代や若者夫婦世帯に向けた省エネ投資への支援事業で、ZEH住宅へ100万円の補助金が支給されます。

【こどもエコすまい支援事業】は【こどもみらい住宅支援事業】の内容のほとんどを引き継ぐ形となっていますが、申請条件や流れ、提出期限など要点を抑えながら新築の注文住宅の場合に焦点を当ててみていきましょう。

こどもエコすまい支援事業とは

子育て世代、または若者夫婦世帯を対象に、ZEH基準を満たす新築住宅に対し1戸あたり100万円の補助が受けられるという制度です。

【こどもみらい住宅支援事業】では各省エネ基準をクリアしていればよかったものに比べて、【こどもエコすまい支援事業】ではZEH住宅の基準をクリアしなければ補助金がもらえなくなり、ハードルの高い補助金に変わったといえます。

カーボンニュートラル(CO2削減)実現に向けた高い省エネ基準住に対応するために設計や施工の技術向上に加え、新素材や新商品の開発を活性化させたいという政府の思いがあるのかと思います。

※2022年度の【こどもみらい住宅支援事業】は予算上限を迎え、2022/11/28に交付申請受付を終了しました。

エコすまい支援の対象になる住宅

※ZEH(ゼッチ)(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは
引用:経済産業省資源エネルギー庁

支援の対象者

(1)こどもエコすまい支援事業者と工事請負契約を締結し、住宅を新築する方
(2)下記①②のいずれかに該当する世帯が支援の対象になります。

エコすまい支援の対象になる住宅

対象となる新築住宅

①所有者(建築主)自らが居住する
②土砂災害防止法に基づく、土砂災害特別警戒区域外に立地する
③未完成、または完成から1年以内であり、人の居住の用に供したことのないもの
④住戸の床面積が50㎡以上である
⑤証明書等により高い省エネ性能【ZEH仕様】【高い省エネ性能等を有する住宅】【一定の省エネ性能を有する住宅】に該当する住宅
⑥交付申請時、一定以上の出来高の工事完了が確認できる

補助金額

新築ZEH住宅一戸あたり100万円

エコすまい支援の対象になる住宅

対象期間

・工事請負契約日の期間:契約期間は問わない(ただし、建築着工までに契約が締結されている必要があります。)
・基礎工事の完了:建築着工~交付申請まで(遅くとも2023/12/31)
・「基礎着工より後の工程の工事」への着手:令和4年11/8以降※工事請負契約後に行われる工事であること

手続き期間

・交付申請の予約:2023/3/下旬~予算上限に達するまで(遅くとも2023/11/30まで)
・交付申請期間:2023/3/下旬~予算上限に達するまで(遅くとも2023/12/31まで)
・完了報告期間:交付決定~2024/7/31※戸建住宅の場合

エコすまい支援の対象になる住宅

最後に…

【こどもみらい住宅支援事業】では省エネ性能に応じて3段階に分かれていましたが、今回の【こどもエコすまい支援事業】では「補助金を取得可能な省エネ性能が1つに絞られた」ことが大きく異なる点です。

【こどもみらい住宅支援事業】では終了期間を大幅に短縮して終了してしまっています。 あらかじめ決められた予算がなくなり次第【こどもエコすまい支援事業】も終了しますので、受付期間に注意して進めるようにしましょう。

詳しい概要はこどもエコすまい支援事業公式HPをご確認ください。
https://kodomo-ecosumai.mlit.go.jp/

  • TOP
  • COLUMN
  • vol.25 こどもエコすまい支援事業