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vol.29エコキュートとエコジョーズ

2023.11.28

お風呂のお湯を沸かしたり、食器を洗ったり、手を洗ったり…
生活のさまざまなシーンで給湯器が欠かせません。
給湯器の選び方によってランニングコストもさまざまです。
エコキュートとエコジョーズ、両者の違いを比べて自分の家庭に合うものを検討していきましょう。

仕組み

それぞれ給湯の仕組みが異なります。

エコキュート 電気を燃料としてお湯を沸かす
エコジョーズ ガスを燃料としてお湯を沸かす

エコキュートは、少ないエネルギーで空気中の熱を取り込み、熱を移動させてお湯を沸かす「ヒートポンプ」という技術が使われており、深夜の安い電力を有効活用してお湯を沸かす給湯器です。

エコジョーズは、必要な時に必要な分だけお湯を温めて使う給湯器です。
「瞬間湯沸かし式」になります。
使用するガスを極力減らしこれまで無駄になっていた熱を活用することで従来に比べ10%~15%ガスの使用量を減らすことができ、使っているガスの種類や家族構成などにもよって違いはありますがガス代の節約に繋がります。

給湯の画像

設置スペースについて

エコキュート 設置場所(外部)にある程度スペースが必要
エコジョーズ エコキュートと比較するとコンパクト

エコキュートは、深夜に運転開始しお湯を沸かした後、貯湯タンクにお湯を貯めておくイメージで翌日分のお湯を貯めておかなければならないため、ある程度の大きさのタンクが必要になりスペースを取ってしまいます。

エコジョーズは、あらかじめ大量のお湯を貯めておく必要はないので、給湯器本体の大きさもエコキュートの10分の1ほどの大きさになります。
一軒家はもちろん、マンションのベランダなどにもスムーズに設置できます。

飲み水、湯切れ

エコキュートは一度沸騰させることで飲用は可能とされていますが、一旦タンクに溜まったお湯が供給されるシステムなので万が一の汚れなどのことを考えるとお湯を飲むことは推奨されていません。
タンクに貯湯されることで災害時には非常用水としても使用することも出来るメリットもあります。ですが稀に急に大量のお湯が必要になった場合は湯切れしてしまうことがあります。
お湯が少なくなった際に沸き増し機能がついている場合がほとんどですのでこの機能を使用することで使えるお湯の量を調節することができます。

エコジョーズは水道から直接供給される水を一度沸騰させてお湯に変えているので、断水等が無ければお湯を使いたいときに安全で清潔なお湯使用でき飲用もできます。
一日に家族がそれぞれ好きな時間帯にシャワーを浴びることができたり、お風呂を入れなおしてもその時に必要なお湯を作り出すので湯切れの心配はありません。
キッチン、お風呂、洗面台など同時に利用しても問題なくお湯を使うことができます。

飲み水の画像

コスト

エコキュートは深夜の安い電力を利用して電気でお湯を沸かしておけば昼間にお湯を作るよりも電気代が安くなります。

エコジョーズはお湯を利用するたび沸かすためコストがかかります。ガスを使う量が多いほどガス代が高くなりますがエコジョーズを使えばその分の恩恵を受けられます。

給湯器選びのポイント

エコキュートがおススメなお家

・オール電化の物件
・震災に備えて水を貯めておきたい
・なるべく深夜にお湯を沸かすことで光熱費を節約したい
など…

エコジョーズがおススメなお家

・お湯切れの心配をせずお湯を使いたい
・コンパクトに設置したい
・初期費用を抑えたい
・お湯を使用する人が家庭内に多い
など…

最後に

エコキュートの中でも「おひさまエコキュート」といって、深夜の時間帯ではなく気温の高い昼間の時間帯に稼働することで高い気温と太陽光発電の余剰電力を利用し一般的なエコキュートよりも少ない電力でお湯を沸かすという仕組みの物もあります。
家族構成やライフスタイルを考慮して、各給湯器のメリットとデメリットをしっかりと比較する事が大切です。
それぞれに特徴があるので、10年前後先を見据えて、満足度の高いものを選んでいきましょう!

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