TREND家づくりのトレンド情報
vol.34自然素材が守る健やかな暮らし
~冬の乾燥と結露対策~
群馬の冬は、空っ風による乾燥と、朝晩の冷え込みが特徴的です。
その結果、住まいでは 「乾燥で喉や肌がつらい」 一方で、 「窓や壁に結露が発生する」 という、相反する悩みが同時に起こります。
この難しい問題に、実は 自然素材を使った家づくり が大きな力を発揮します。
前回の記事 「Trend33」で、自然素材を使った内装材(漆喰、珪藻土)の特徴についてまとめたものがあるので、そちらの続編としてこの記事を読んで頂きたいと思います。
冬の乾燥に効く自然素材の調湿力
・ 漆喰や珪藻土の壁や天井
無数の微細な孔が空気中の水分を吸収・放出し、湿度を自然に調整。加湿器のように一気に湿度を上げるのではなく、穏やかに湿度バランスを保つのが特徴です。
・ 無垢材の床や天井
木材の細胞に含まれる水分が、乾燥時には少しずつ空気中に放出されます。足触りが冷たくなりにくい点も、冬場の快適性につながります。
これらの素材が働くことで、喉や肌の不快感を和らげる健やかな空気環境が生まれます。
微細孔が湿度をコントロールする仕組み
目には見えないほど小さな穴(微細孔)が無数にあります。
・ 漆喰 → 石灰石を焼いてつくる過程で生じる結晶の隙間
・ 珪藻土 → 1ミクロン以下の微細孔が蜂の巣のように空いている
・ 木材 → 導管や細胞の空隙が呼吸するように水分を調整
この微細孔は、空気中の水蒸気を吸ったり吐いたりする働きを持ちます。
• 乾燥すると → 内部の水分を放出
• 湿気が多いと → 水分を吸収つまり、自然素材は「湿度の緩衝材」のような役割を果たし、常に快適な湿度40〜60%に近づけてくれるのです。
結露を抑える自然素材の仕組み
結露は、暖かい室内の水蒸気が、冷たい窓や壁に触れることで発生します。
自然素材があると…
• 漆喰や珪藻土
室内に余分な水蒸気があるときは壁が吸着。空気中の湿気が安定することで、ガラスや壁面での水滴発生を抑えます。
• 木材
熱を伝えにくく表面温度が下がりにくいため、結露が起こりにくい環境をつくります。
さらに、漆喰は強アルカリ性を持つため、万が一結露が生じてもカビが発生しにくいというメリットがあります。
自然素材で叶う冬の暮らしのメリット
・過乾燥を防ぎ、喉や肌などの体調を守る
・結露を抑え、カビやダニの発生を防ぐ
・加湿器や除湿器の機械に頼りすぎない、自然な空気環境を得られる
最後に
乾燥と結露は、冬の住まいで多くの人が悩む課題です。
しかし、漆喰・珪藻土・無垢材といった自然素材は、湿度をコントロールする力を持ち、快適で健康的な室内環境を実現してくれます。
群馬のように冬の寒暖差と乾燥が厳しい地域こそ、自然素材を取り入れた家づくりが、毎日の暮らしに大きな安心と快適さをもたらします。
「見えない快適さ」を生み出す自然素材は、家族の健康を守る最良のパートナーになるでしょう。
COLUMN住活のお悩みを解決!
理想の住まいのためのポイントを
わかりやすく解説します
vol.01蒸し暑い夏を快適に過ごすには?
おすすめの対策法5選
vol.02質の良い睡眠のための寝室空間づくり
vol.03ヒートショック対策
お家の中の温度差をなくそう
vol.04魔法瓶のように
保温に優れた家づくり
vol.05地震への備えと地震に強い家づくり
vol.06デッキのある暮らし
vol.07白を基調とした清涼感あふれるお家で
癒され空間
vol.08間取りを考える上で重要な
階段の位置についてご紹介します。
vol.09本当のZEHとは?
ゼロエネルギー住宅についてご紹介します
vol.10多くの方から需要のある和室。
さまざまな用途別の事例を交えてご紹介します。
vol.11お子さまスペースについて
いくつかご紹介します。
vol.12あなたに合っているキッチンレイアウトはどれ?
vol.13屋根の種類って何がある?
vol.14次世代住宅エコポイント
vol.15住宅ローン減税
vol.16外壁材のいろいろ
vol.17家づくりのステップ
vol.18気密性の高い家
vol.19ホワイトインテリア特集
vol.20トイレ
vol.21ドアの種類
vol.22階段のなまえ
vol.23こどもみらい住宅支援事業
vol.24移住支援金事業制度について
vol.25こどもエコすまい支援事業
vol.26オール電化について
vol.27V2Hについて
vol.28コンセントはどれだけ必要?
vol.29エコキュートとエコジョーズ
vol.30断熱等級とは?Ua値って?
vol.31床材、どう選ぶ?
vol.32地震に強い家づくり
vol.33高気密住宅の負圧問題